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ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2024-10-21
真夏のように暑くなったと思えば肌寒い北風が吹く日。今日は少々北風が冷たいです。
秋になったと思うのは、風の寒さだけではなく、やっと金木犀も咲いたからです。去年はこの時期、真夏日とはいかなくとも暖かく、何度か金木犀が咲いたのにびっくりした記憶があります。
心尽くしという言葉は、心を込めているという意で良いことに使われます。心尽くしの秋、という言葉があり、それは物思いの秋に通じるそうです。秋になるとふと、寂しく感じたりしますものね。落葉樹は青々と繁っていた葉を落としますし、カサカサしわしわになってまるで老いた自分の姿を見るよう。来し方行く末を考えたりすることもあります。
若さという強力な装備で心尽くしなど吹き飛ばしていた青春時代よ、今何処。けれど時代は巡り、学生さんたちも次々に学生会館から旅立ち、来春には一人息子も何処とも知れず家を出る予定です。息子など見ていると、社会人としてちゃんとやっていけるのかと疑問に思うこともありますが、自分はどうだったのかというと疑問符が浮かんできてしまいます。
ただ、私たちの世代は、あまり親に相談したりすることはなく、全部自分で決めていましたので、なんでも話してくる一人っ子の息子が少し心配になってしまうのです。
なんの仕事をしていても、例えそれが第一希望だったとしてもいろいろトラブルはあるでしょう。はけ口になってあげたくても家から離れるのは決定事項で、それも本人が決めたことなので、そこはしっかり自立して欲しいですね。みんなそれぞれ、置かれたところで頑張っているのです。たまに自分を甘やかしながらどうにかやっていって欲しいものです。

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