館長ひとりごと
2024-11-18
今週は12月のような寒さだそうです。特に明日は東京では真冬の寒さ。暖かくしないと風邪をひきそうですね。皆様、急な温度変化にお気を付けください。
今日も検査で行くのですが、私は先週の金曜日に都内の国立病院に行ってきました。もう20年以上もお世話になっている先生の診察日なのですが、とても混んでいます。なんだかんだと、会計を済ますまで5時間近く病院にいました。大変疲れましたが、先生とお話したことに医療格差の問題があります。先生はどんなに忙しくとも顔に出さず、いつも丁寧に話を聞いてくださいます。
地域医療では医師不足なのに、都市部での医師が患者の奪い合いになって、医師会では医師の数を減らしたいのだそうです。
そんな酷い話ってありますか?私はそこで先日突然逝去された、西田敏行さんがドクターXで扮する悪徳大学病院理事長の顔が浮かんでしまいました。
東京は数多くの総合病院もあり、私たちは情報を集めて良い病院を選ぶことができます。でも、東京でも医療格差はあるんです。
例えば、調布や三鷹の総合病院などは経営方針なのか、慢性的な人手不足で患者さんのケアが万全とはいえません。そのようなことは、父が脳梗塞で倒れた時に初めて事実を突きつけられました。しかし、幸運にも、父は初台リハビリテーション病院という素晴らしい病院に入院することができて、その間は、父の性格上も幸せで充実した日々だったのではないかと思っています。
けれど、調布の総合病院では、もうほぼ寝たきりになる長期療養病院を勧められたのです。
子供たちが減る、いろいろな職種で人手不足になっていくでしょう。昨日も夕飯を作りながらNHKのニュースを流していたら、外科医が不足しているので、子供たちに縫合などの外科医体験をさせている、というトピックをやっていました。
外科医は労働条件も過酷で、難しい仕事です。
介護士、看護師など医療従事者ももっと賃金をあげるべきです。通常三交代で仕事もしているし、低賃金では離職したり、また時々事件になるように患者に対して辛くあたることもあるかと思います。
このようなことも、皆、政治力のパワーバランスで決まるのだろうなと思います。
政治家の人たちも選挙の時だけきれいごとを言うのはやめてほしいし、なんなら議員を減らし、議員の給料も減らしたら良いのです。アメリカは広大な国ですが議員数は約500人、年収は約1500万だそうで、日本は議員約700人、年収は4500万だそうです。
まあ、つつきだしたら各方面に不満が溜まっていくのでやめておきますが
質の良い医療を国民皆が受けられるように、良い世の中にして欲しいです。医師会さん!
今月は今日も午後から、あともう一回、同じ国立病院に行かなければなりません。混んでいますが、国立病院なので診察料などが安くて助かっています。